江戸呑み……佃喜知(銀座数寄屋通り)

■江戸東京…敬意を表する先輩同輩が営む名店

■魚がし料理 佃喜知(銀座数寄屋通り)

 

有楽町銀座口に午後5時ちょっと前。一杯引っ掛けていこうと思いあれこれ思案した結果、移転した魚がし料理佃喜知ひ行くことに・・・・。数奇屋通りを入り6丁目関西割烹出井跡を左に見て真向かい、右側第2ソワレドビルの3階に「佃喜知」。予約なしでの訪問であったが運良く7時までならOKとのこと、変形カウンターの一番奥に通される。店内にはすでに3〜4組のお馴染みさんが鎮座、すでに一杯始めている様子。まずは菊正宗樽酒のぬる燗をもらう。突き出しに茹でた新筍。1月末の寒い日だったので燗酒の旨さもひとしお。青果にはすでに春野菜が出始めているのかタラの芽・フキノトウといったメニューもある。折角なので肴にフキノトウの味噌焼をもらう。それに銀鱈の牛蒡煮と青柳のかき揚げも頼む。フキノトウの味噌焼は味噌の甘さ・塩辛さとフキノトウのほろ苦さがマッチしてなんとも旨い。これをちびちびつつきながら燗酒がすすむ。

酒の替わりをもらう。銀鱈の牛蒡煮は要するに銀鱈の煮つけに一緒に煮た牛蒡が添えられているもの。季節やその日の仕入れによって魚が変わる。酒と味醂と醤油で味が整えられた昔ながらの濃口の煮つけで旨い。薄口で炊かれて木の芽が添えられているような煮魚も悪くはないが、酒呑み的にはこのような味がしっかりした濃口の煮魚のほうが嬉しい。カウンター内で息子さん(?)がかき揚げを揚げているのがみえる。私以外にも注文している客が数人いるもよう。揚がったかき揚げがバットごと親父さんに渡され皿に盛られ運ばれる。塩とレモンが添えられているのでそれに従い食べてみる。これも旨い。干物にし旨味が増した青柳が使われており癖になる味だ。

銀座の老舗居酒屋の魚がし料理と燗酒3本で大満足。お馴染みさんとの会話もはずみもう少し長居したいところだが、恐らく7時の予約客の連れとみられる女性が早めに到着したため遠慮してお勘定をお願いする。逆にこれから神田辺りに繰り出してもう一杯やるのならば、むしろこれくらいの時間・酒量がちょうど良い。帰り際せわしなくて申し訳ないというご主人に「全く問題ありません美味しかったです!」と礼をいい店をでる。予定通り神田へ移動。


■魚がし料理 佃喜知

 

東京都中央区銀座6丁目3−5

第二ソワレドビル3F

03−3574−1589